古びた段ボール箱の中の宝物

本来妻の仕事ですが、つい先ほどまでエクセルに家計簿を打ち込みしてました。レシートを袋に無造作に詰め込んで溜めています。がさごそ取り出して、一枚ずつ。反省とため息交じりにポチポチ打ち込んではゴミ箱へ。ゴミ箱はレシートで山になり。まぁ良くこんなに買い物したもんだ・・。

外はきりきりと音さえしそうな寒さの中で一日が闇に暮れていきます。こんなに節約を意識しながら暖房をケチったこと今まで無かったな・・・・・。居間の一部屋にだけ暖房を点けて妻と子供たちと夕食を済ませました。

焼き魚(あじ)と、餃子。お味噌汁。昨日の残りの冷ごはん。質素でしょ?毎日こんなような素朴な献立でまだ若者の子供たちには申し訳なくも思いつつ、そして日々献立を工夫してくれている妻に感謝の気持ちを込めて、一口一口味わって頂きました。

夕飯を済ませて、夜9時を過ぎたあたりから自分のねぐらのある2階の部屋へ、とことこと階段を上がります。長男だけはまだ仕事から帰ってきておらず、階段を登り切った廊下は冷え冷えと人の足元のぬくもりを掬い取ります。

就寝前には、睡魔が心の蓋を閉じに来るまで枕もとの電気スタンドの灯りで本を読むのが習慣です。先日中古で買い求めておいた数冊の本も読み終わって、押入れから若かりし頃に読んだ本が詰まった段ボール箱を漁り、今、遠藤周作の「哀歌」を読んでいます。短編がいくつか収録されていて、1編づつ読んでいくのが、眠りにつく前のささやかな楽しみでもあります。

学生の頃に買ったこの本を当時の自分は最後まで読み切ったのでしょうか。実は内容も覚えていません。しかしながら昔読んだと思われる本を、年齢を重ねてから再び手にするのもまた意義深いものです。不要な物の断捨離を進めてきましたが、押入れに眠っているこの本が詰まったダンボールだけはやはり処分することはできませんね。年期が入っていますからダンボール自体も相当に傷んではいるものの、さすがの妻もこれを処分するようには言ってきません。深夜までゴソゴソとダンボールをあさり、読書にふけっているのを時々のぞいているようです。

古びたダンボールの中には、たくさんの思い出と、また学ぶことのできる数えきれないほどの宝物が詰まっているのですから、そろそろこの古びたダンボールともお別れし、新しいピカピカの本棚にでも並べてあげたいものですが、そこは家計と相談して(笑)我が家の節約生活はまだまだ続きそうです・・。